こんにちは!りんりんです。
みなさんお元気ですかー?おうち時間楽しんでますか?
私は旅に出たくてうずうずしています。過去の旅を振り返っては、「はぁ〜旅行したい」とつぶやく毎日です。笑
そこで今回は、なんだかワクワクするようなことはないかな!と思いまして、サンセバスチャンで本当にあったコワ〜イ話を紹介したいと思います。
・サンセバスチャンの絶景スポットを知りたい!
・展望台に行ってみたい!
・サンセバスチャンの景色を見る際の注意点を知りたい!
そんな方にはぴったりの記事です。サンセバスチャンに行こうと思っているみなさんにはぜひ気をつけて欲しい。教訓として読んでいただければとおもいます。笑
ちょうど3年前の今日の出来事です。(月日の流れは早いね〜〜〜)
それでは行ってみよう!✨
サンセバスチャンは、スペイン北部バスク地方にある世界一の美食の街。
ビーチがほんっとうに綺麗な街です。みてみて。
このビーチはLa Concha(ラ コンチャ)と言ってスペイン語で貝殻という意味の愛称で親しまれています。美しい湾曲がまるで貝殻みたいだからなんだとか。素敵。
せっかく来たなら、この景色を上から眺めたい!ということで展望台に登ることに決めました。サンセバスチャンには海岸の両サイドに展望台が二つありますが、「サンセバスチャンといえば!!」の景色を眺められるこちらの展望台に登ることにしました。
夜景が見たかったので19:30くらいから登ることに。
展望台まで歩くことにしましたが、カミーノに比べたら全然余裕でした。
(カミーノって何?ってなった方はよかったらこちらの記事も読んでみてください♪)
途中の景色もほんっっとに綺麗で、めちゃテンション上がりました。
歩き続けること40分ほどでとうちゃーく!
ケーブルカーでも登れるのですが、どちらで登っても綺麗な景色を楽しめます。(ちなみに、ケーブルカーは入場料込みで大人往復3.75euros、片道2.3eurosです。)
展望台は遊園地の中にあって、入場料を払って入ります。(確か3eurosくらい。忘れました。)遊園地の隣にはホテルが併設されていました。
展望台に着くと、サンセバスチャンの全貌が!見てくださいこの景色!!!
美しい景色の数々に、心が浄化されます。本当に癒されました。
そしてサンセットを楽しむこと数十分。。
ここで、私たちはあることに気がついてしまいました。
遊園地の閉園時間が21時。スペインは、夏になると日没の時間は21時半くらいなのです。
あれ、このままじゃ夜景みれなくない?
でも、夜景を見たくて来たのに...
ここはなんとしても見たいという気持ちが勝ち、21時すぎてもそんなすぐには閉まらないっしょ!というノリで、閉園時間を無視して日が沈むのを待つことにしました。だって夜景が見たかったから。
この根拠のない自信によってこの後まさかあんなことになるとは。
そして粘って粘って30分。
見てください!21:30まで待ってもこの明るさ。
La Conchaのビーチもまだまだ全然明るくて、完璧な夜景は見ることができませんでした。
でも、念願の絶景を見ることができたから十分満足でした。
さて、そろそろ帰るか〜!と立ち上がり、幸せな気持ちいっぱいで陽気に帰ろうとしたその時!
「あれ!?柵が閉まってる...」
遊園地の出入り口が閉められている...!
いや待て待て落ち着け、出口は何箇所かあったよね。ということで他の出入り口もぐるぐるまわりましたが、
ぜーんぶ閉まってる!!!
やられたーーーーー!!!
21時に閉園してから園内アナウンスも何もなく、閉められる気配すらありませんでしたが、出入り口は完全に封鎖されており私たち2人は遊園地に取り残されました。
誰も人がいないしだんだん暗くなってくるしでめちゃくちゃ焦る。
ほんっとスペインらしくて、中を確認しないで柵閉めてしまって、もう誰もいないんです。普通閉める前に、残ってる人に声かけるよね?笑
たぶん仕事終わったから速攻で帰ったのでしょう。
脱出したい一心で柵を登ろうと試みましたが、上の方がトゲトゲしていたし高くて登れず断念。内心、心臓ばくばくしながら、でも一緒にいた友達が「おもろ〜(笑)」って感じだったのでなんとか心を落ち着かせました。
まだ私たちにはホテルがある...。
ここの展望台は遊園地の中にあるのですが、ホテルのレストランが遊園地とつながっている?のかなんなのかそんな感じで、厨房の裏口的なところが遊園地内にありました。
そこに行くと、レストランで働く人がいました!
「あ〜〜〜よかった、助かった」と思いながらを助けを求めることに。
この時、スペイン語が話せてよかったと心から思いました。笑
状況を必死に説明すると
「遊園地の人に電話はできるけど、めっちゃ時間かかるよ。門はもう開かないから無理だよ。」と言われ、ガビーン。
でもまだ諦めません。お願いだから出して〜と全力で伝え続けると、「やれやれ、、、」という感じで厨房からホテルの正面出口まで通してくれることに。
ここのホテルは、おそらく結構高級なホテルで、お客さんがレストランで優雅にお食事をしているんです。その隙間を、ビーサンはいた超絶ラフな格好のアジア人2人が厨房のおばさんに連れられて歩いていく感じ。とてもマヌケでした。みんな見てた。笑
恥ずかしかった〜!!!
そして遊園地から脱出。
「あー助かった。本当に焦った。遊園地で野宿するとこだった。爆笑」って感じで登ってきた坂を下って行きました。
脱出できてとにかくホッとし、楽しさも取り戻して
「景色見れたしラッキーだったね」なんて話しながら、坂を下ってきたその時!!
衝撃の光景が...!
門がもう一つあった!!!笑
まじかーーーーーー!ここにきてもう一つめちゃめちゃでかい門。しかもしっかり鍵が閉まっていて、上からも横からも下からも出られない!
そういうところはしっかり仕事するのねスペイン人、て感じです。もう坂を下ってしまったし、22時くらいになっているのに今から戻ってそこから電話して遊園地の人呼び戻して開けてくれるのか...?
無理でした。絶望。
えーーーーーーーーーどうしよう。
死ぬほど焦りました。
そして私たちの頭には、再び「野宿」の2文字が。
どうしようどうしよう。本当にごめんなさい、と閉園時間を無視したことを後悔していたその時!!!一筋の希望の光が見えました。
なんと!道路の両脇に排水溝が...!
ここの隙間、くぐれるんじゃないか???
そして意を決して潜ってみると!!!笑
衝撃!!!
その時の写真がこちら。
脱出できました〜〜〜!!!笑
もう、いろんな意味で恐怖の一枚です。
本当に死ぬほど焦りましたが、なんとか脱出することができました。
太ってなくてよかった。笑
後からふりかえったら面白すぎて爆笑でしたが、その時は本当に心臓ばくばく。
本当に助かってよかった!ありがとう神様。
まさかサンセバスチャンでこんな経験するとは思ってもいませんでした。
閉める前にちゃんと園内チェックしてよ〜とスペイン人のゆるさにキレた瞬間でした。(私たちが悪いんだけどね。)
みなさん、スペインの閉園時間は守りましょう。速攻で閉められてしまいます。
そんなこんなでコワ〜イ経験をしましたが、なんとラッキーなことに、すっかりあたりは暗くなっていて帰り道からめっちゃ綺麗な夜景を見ることができました!
サンセバ最高!💖
もはやなんでもかかってこい!という無敵状態になった私たちは、その日は深夜まで美食の街サンセバスチャンのBARをはしごしまくり、ラテンミュージックを爆音で流して踊りながら帰りましたとさ。本当に迷惑、すみません。
旅はハプニングがつきものだと言いますが、こんな感じのハプニングをいくつか経験すると、「死にさえしなければなんとかなる」という精神に。
旅で価値観変わりました。笑
それから、やっぱりなんだかんだスペインのこのゆるさが大好きなんです。
だからやみつきになっちゃうよね。あと、観光客はやっぱりその街に敬意を払って、ちゃんとマナーを守らないとダメだなって思いました。反省。笑
以上。心臓に悪いコワ〜イ話でした。
みなさん気をつけてね。
07-05-2017