Day13の今日は、NajeraからSanto Domingo de la Calzadaの20km。
今回の巡礼旅 、最後の日でした。
昨日の夜、スペイン人のアントニーと23時まで喋っていたら寝るのが遅くなってしまって、今日の朝は眠い目をこすりながらのスタート。
歩きはじめてから1時間ほどのところにCafeを見つけて、そこに韓国人のアキさんと友達と3人でいってみたら仲良くなった巡礼仲間が朝ごはんを食べていました。やっぱり巡礼者は同じところにいくんだね(笑)会えて嬉しい!!
今日はドラムの上で休憩して、その後アントニーと話しながら歩いたのでとても早く終わった感じがしました。歩きながらひたすら恋話をしました。話を聞いていると、元カノのことを引きずってるっぽい笑
ずっと彼女の話をしてて、恋する男は万国共通なんだな〜って思いました。一生懸命で好き。w
今日は道の途中、雨が降りました。でもその後は太陽が出てきて、空に虹がいくつも見えました。
まるで「巡礼お疲れ様」って言われてるみたいでとても美しくて感慨深かったな〜!
昨日の夜はみんなでリオハのワインを飲みながらパスタを食べて、ボードゲームもして送り出してもらったんだけど、今日もまたお別れのパーティーをしてくれました。近くのスーパーに買い出しにいき、みんなでお料理しました。みんなの愛に本当に感謝しかないです。涙
次の日の朝、「おはよう」と挨拶をして、そして「またね」ってみんなとハグをしたらお別れしました。宿に残されてとても寂しかったです。でも、ゴールを目指して進む仲間たちと涙でお別れはしたくない、、笑顔で送り出しました。
私は友達とヨーロッパ旅の途中、これからバルセロナに帰ります。バスに乗ってログローニョまで戻ったのですが...あんなに時間かかって歩いた道のりが、バスに乗ったら秒でついてしまって「あれっ???」ってなりました。笑
でも、そんなことはどうでもいい。みんなと歩いた時間はとても濃密で何ものにも替えられないかけがえのない瞬間だったから。
今回は前に歩いた続き、2回目の巡礼だったけど、また違った旅になってとても楽しかったです。たくさんの素晴らしい出会いがあって、巡礼の醍醐味はやっぱり「出会い」なんだと改めて感じました。スペインのことは大好きだったけど、今までよりも一層好きになって、絶対にまたいつかスペインに戻ってきたいと心に誓いました。やっぱり自分の好きなもの、心から惹かれるものはここにあるし、心をオープンに自分らしくいられる場所がここにある気がします。
今回の巡礼では、リオハ州に行けたのも嬉しかったことの一つ。ぶどう畑をじぶんの目で見れたこと、なかなかできない経験だったと思います。ずっと「リオハのワイン」と聞いたことがあったけれど、実際に自分の目でぶどう畑たちを見て、ぶどうの味見をして、「ああ、ここで作られているんだ。」って知ることができたのがすごく嬉しかったです。それから、巡礼をしてなかったら絶対来なかっただろう小さな町にいくつも訪れることができて、教会を見たりカフェしたりできたのも本当にいい思い出。その町その町で魅力が詰まっていて、全く違う世界の人々の人生の一部に触れることができてとてもよかったです。
フランスのSant Jean Pied Portから出発して、Sant Domingo de la Calzadaまでようやく200km。まだ600kmも残っています。
いつか必ずSantiago de Compostelaまでゴールしたい。歩いて辿り着くその日までは、そこにいくのはお預けにしています。巡礼を歩き切ること、それが今の私の人生の目標。それまではのんびりスペインへの愛を温めていこうと思います。ありがとう。
10-11-2018