18 | Septiembre
バルセロナの空の港、エル・プラット空港。私にとってエル・プラット空港は、「帰ってきた」と感じるほどにホームの空港です。かつてヨーロッパ中を旅して、心地よい充足感と疲労感に満ちた心身をホッと緩めて優しく包み込んでくれた場所。飛行機が海に向かって離陸し、海に向かって着陸するこの空港は、羽田空港と似ています。しかし、ここにはヨーロッパ世界への扉があります。この扉が私の世界を広げてくれました。
6年ぶりにエル・プラット空港に帰ってきました。世界各国からやってきた人々が行き交い、人生の一時を交差させ、また散っていく。空港に寂しさを感じる人もいるかもしれませんが、私は小さな頃から空港にワクワクを感じ、その先に広がる世界に心踊らせていました。ここから新たな人生が始まる人、何かに挑戦する人がいると思うと、どんな渡航であれ希望に満ちています。エル・プラット空港に降り立つと、聞こえてくるのはスペイン語とカタルーニャ語。幸せな響きが私を包み込みました。空港にて家主さんに迎えていただき、バルセロナでの生活がいよいよスタート。この土地に流れる空気にたくさんの懐かしさを味わいながら、以前とは違った新たなバルセロナライフを刻んでいきます。想像もできないこれからの展開に心躍らせて。
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