29 | Septiembre
スペインでは、他国と比べてナッツ類の消費と栽培が盛んです。その背景には、スペインならでは土壌と気候の影響があります。スペインの内陸部は、メセタと呼ばれる高原大地が広がり、年間降水量が少ない「乾燥イベリア」に分類されます。こうした土地では、干ばつなどの被害で作物が育ちにくいため、乾燥に強い小麦やオリーブ、柑橘類、ナッツ類などの耐乾性植物が主要農作物となりました。
アーモンドやクルミ、ヘーゼルナッツ、タイガーナッツ、イチジクなど、ナッツ類・ドライフルーツ類は乾燥した丘陵地で栽培され、計り売りの形で店頭に並びます。そのまま食べたり、サラダにふりかけたりと楽しみ方は様々。スペインが原産国として知られるタイガーナッツは、その高い栄養価で美容のナッツとして人気を集め、世界でも注目が高まっています。計り売りは必要な分だけ購入することができてとてもエコなスタイル。スペインに来たら一度は試してみてほしいです。