07 | Octubre
スペイン料理でよく耳にするタパスという言葉。正直それが何なのかはわからない...という方も多いのではないでしょうか?タパスとはスペインの小皿料理のことで、スパニッシュオムレツやコロッケ、ピーマンやオリーブなど、種類も豊富。小皿に乗せて出される料理はほとんど「タパス」というカテゴリーに分類されます。実は、"Tapa"(タパ)はスペイン語で「蓋」という意味を持っています。"Tapas"(タパス)はその複数形。意味がまったく異なるように思えます。
その起源はスペインの食文化をよく表しており、昔、ビールやワインのグラスに虫が寄ってくるのを防ぐために小皿で蓋をしたのがはじまりなんだとか。それからお酒と一緒に小皿料理が出されるようになりました。昔から、グラスを片手に長話をしていたんだろうか...と賑やかな様子が思い浮かびますね。タパスの文化は地域によって様々ですが、スペイン南部のアンダルシア地方では、お酒を一杯頼むとなんと無料でタパスがついてきます!ボリュームたっぷりに出してくれるところもあり、お酒を頼むだけで十分な食事になってしまうのです。