Rinrinviaje’s diary

バルセロナの豊かな暮らし。世界25ヶ国107都市を旅し、スペイン留学・ワーホリを経験。お役立ち情報や各国の魅力を紹介をします♡

「Al final(アル フィナル)」は常套句|バルセロナに魅せられて。vol.29

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19 | Octubre

 スペインと日本では、時間の概念が違います。スペイン人は先の予定を組む、ということをあまりせずに、その日その時の気持ちに従って自分の行動を決めています。出かける予定も、その日に行きたくなったら友達に声をかけ、行きたくなかったら行きません。電話をかける時は、何の前触れもなく「今」かけます。突如はじまる電話のリスニングテストに、目が覚めることは本当によくあります。(笑) 彼らは“今この瞬間“を生きているのです。

 「Al final(やっぱり)...」という言葉からはじまり、「行けなくなった」「予定が入った」と予定が消滅するのが日常茶飯事です。でも、なぜか憎めないんですよね。このことについて、スペイン人は「día a día(1日、1日)で生きてるんだよ。今を楽しむべきだ。」と言います。自分の気持ちを尊重する分、他者の気持ちを受け入れる力もとても高いです。どこか愛らしさがあります。 日本でも最近、「今この瞬間を大切に生きる」という考え方を耳にすることが増えてきました。“今”に集中することは、ストレスを和らげ、心の平穏や幸福をもたらします。日本とは真反対のスペインの価値観を知り、日常に取り入れてみることで、より視野が広がって心の余裕を持てるようになるかもしれません。