06 | Noviembre
先日、バルセロナ郊外にある修道院に行ってきました♪ 修道院はMonasterio(モナステリオ)と呼ばれ、バルセロナでは毎月第一日曜日なると無料開放されます。私が大学院で学んでいる植物療法の起源は、実は修道院の薬草から広まったと考えられます。スペインはキリスト教国家で、人口の約70%がカトリックと言われています。その信仰意識は日本の感覚と近いものがあり、子どもが産まれた時やミサのために教会にいくものの、日常的な信仰意識はそこまで強くないようです。特に若い人々の間では敬虔に戒律を守る、といったことはなさそうです。そのような宗教観のある社会の中で、存在感を放っているのが、教会や修道院。修道院とは、キリスト教の戒律に従って共同生活をする場所のこと。修道院には修道女が暮らしており、生涯を修道院で過ごします。
修道院にはお庭があり、ハーブなどの植物を育てています。そこで収穫された自然の恵みを使って、古くから受け継がれた薬草レシピを実践していたのですね。ヨーロッパでは、フランスやドイツの自然療法研究が盛んでしたが、スペインにも修道院から薬草療法は広まっていきました。先日訪れた修道院にも、ばっちり薬草のガイドがありました♡
▼日本でも楽しめるスペイン文化
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