老舗チョコレート屋さん｜バルセロナに魅せられて。vol.48

f:id:rinrinviaje:20241113222431j:image

13 | Noviembre

　ヨーロッパでは、チョコレートといえばベルギーやスイスなどを思い浮かべる方も多いと思いますが、新世界からヨーロッパにチョコレートが上陸したのはイベリア半島が初で、コロンブスのアメリカ大陸発見によるものでした。バルセロナはその中心となり、ヨーロッパチョコレート市場に大きな影響を与えました。カカオがスペインに持ち込まれた当初は、非常に高価な食品として、宮殿や宗教の場面でのみ見られるものだったようです。それからチョコレート製造の機械が開発され、より多くの人々が楽しめるものに変わっていきました。

f:id:rinrinviaje:20241113222622j:image

　今ではバルセロナにいくつものチョコレート屋さんがありますが、バルセロナを代表するチョコレート屋さんといえば、1797年にボルン地区で創業された老舗チョコレート屋さんの「Chocolate Amatller（チョコラテ・アマトリェール）」です。ヨーロッパで最も古いチョコレートブランドの一つで、高品質なチョコレートと、アートを用いた広告戦略によって有名になりました。カサ・バトリョのすぐ隣にあるカサ・アマトリェールは、アントニ・アマトリャと建築家のジョセップ・プイグ・イ・カダファルチによって設計され、チョコレートのような装飾が施されています。現在は1階にチョコレート屋さんとカフェがあり、チョコレートを楽しむことができる特別な空間になっています♪

▼日本でも楽しめるスペイン文化