05 | Diciembre
マドリードへクリスマスのショートトリップに行ってきました。窓から差し込む日差しに起こされて、冷んやりと新鮮な空気のなか目を覚ましました。深呼吸とともに大きな伸びをひとつ。いつもの景色とは違います。自分の愛したスペインは、首都マドリードを中心地として歴史の舞台が展開されてきました。そんなスペインの中心にいる私。
さっと身支度を済ませたら、Lavapie(ラバピエ)の小道に佇むこじんまりとしたカフェでコーヒーを一杯いただきます。どうしてこんなにもスペインが好きなんだろう。どうして私はここにいるんだろう。ふと物思いに耽ってしまいます。
私がスペインが好きな理由は、日々の暮らしの中で、人々との繋がり、素朴で幸福に満ちた暮らし、陽気でチャーミングな遊び心、を垣間見るからなんだと思います。マドリードもバルセロナも最近はかなり都会になっていて、人は多いしテクノロジーも導入されて人々の交流は以前より少なくなったかもしれません。どこか忙しなさもあります。でも、その日々の喧騒に垣間見えるスペインの伝統と素朴、繋がり中で生きる知恵、自然の神秘、その全てが好きなのです。
カフェを終えたら、紅葉の美しい景色と陽だまりに包まれて市内散策を。ヨーロッパの街並みは、歩くだけでも心躍ります。ヨーロッパでは古くから建物の内部だけを改築して、外側はそのままに残されてきました。古いものにこそ価値がある。そういった「古き良きスペインの街並み」も大好きです。こうして、スペインでの暮らしの奥深さに出会えたことに感謝をして、マドリード旅の朝がはじまりました。
▼日本でも楽しめるスペイン文化
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