こんばんは!りんりんです♪
スペインはすっかり冷え込み、10度以下の日も増えてきました。街はクリスマスに向けてイルミネーションで煌めいています♡
さて、今日はマドリードでおすすめの老舗チュロス&チョコレート屋さんを紹介します!
*マドリードの観光スポットを知りたい
*冬のマドリードで絶対にしたいこと、おすすめのものを知りたい
という方におすすめの記事です。
マドリードのチュロスとホットチョコレート
チュロスの起源は、実はスペインにあったということをご存知ですか?
イベリア半島がアラブに支配されていた時代にまで遡ります。
その歴史は、文化的背景や伝統料理と絡み合っており、最初は「小麦チュロス」の一種で、手早く簡単準備する方法として、山の羊飼いによってつくられたそうです。
「チュロス」という言葉は巻き毛の羊をあらわすアラビア語の「チュラ」に由来すると考えられています。
確かに...言われてみれば、丸くなったチュロスは巻き毛みたいかも。
それから時代とともに、チュロスはスペイン全土に広がり、やがてアメリカ大陸に伝わり、そして各国でアレンジされて人々に楽しまれるようになりました。
また、ホットチョコレートについてですが、実はスペインにはチョコレートとの深い歴史があります。コロンブスのアメリカ大陸発見により、1520年代にカカオがスペインに持ち込まれ、新世界からチョコレートがはじめてイベリア半島に上陸しました。
17世紀にはカカオは上流階級の間のみで楽しまれていましたが、その後19世紀には労働者階級にも広がっていき、チュロスとホットチョコレートの組み合わせは19世紀末に人気が出始めたとされています。
今回紹介するサン・ヒネスは、その発祥の地として知られています。
マドリード130年の歴史を誇る老舗店
マドリードの中心部、プエルタ・デル・ソルとテアトロ・レアルの間の裏路地に位置する老舗チュロス店、Chocolatería San Ginés(チョコラテリア サン ヒネス)。
サン・ヒネスは、1894年から続くマドリードの老舗店で、なんと今年2024年で130年を迎えました。小さな路地に隠れるようにして存在していたにもかかわらず、設立以来多くの文学者や芸術家、政治家、俳優などの著名人が訪れる人気店となりました。
何世代前から楽しめたのだろう...と想像してみると、ひいおばあちゃんあたりまで遡ったので驚きです。
年中無休の24時間営業で、深夜や早朝にも楽しめてしまうのが魅力。冬のマドリードはかなり冷え込みますが、たくさん観光して疲れた体に、温かく甘いチョコレートとチュロスが沁みます。
<基本情報>
Chocolatería San Ginés
営業時間:月~日 24時間
住所:Pasadizo se San Ginés, 5, Centro, 28013 Madrid
アクセス:地下鉄1線 Sol駅から徒歩6分
Chocolatería San Ginés(チョコラテリア サン ヒネス)に行ってみた
私たちがお店に向かったのは23時半ごろ。深夜にもかかわらずお店の外には列ができていて、店内も老若男女問わずたくさんの人で賑わっていました。
クリスマスのイルミネーションもちゃんとチュロスになっていて可愛い♡笑
店内は広々としているので、並ぶこと数分で入ることができました。壁一面には、これまでに訪れたことのある文学者や芸術家、政治家、俳優たちの写真がたっくさん!先日、新作映画WICKEDで見たばかりのアリアナ・グランデの写真もありました!
こんなにも多くの著名人たちが訪れるお店にもかかわらず、庶民も楽しめるような手頃感があってとてもありがたいです。これこそが人気の秘密なのかもしれません。いかに長い間たくさんの人たちに愛されてきたのかということがわかります。
チュロスには種類が2種類あり、細身のサクサクしたタイプのChurros(チュロス)と、太身のふんわりしっとりしたタイプのPorras(ポラス)、2つの食感を楽しめます。
Chocolate(ホットチョコレート)1つ+Churros(チュロス)6本+Porras(ポラス)2本のセットで5,90ユーロです。そこにホットチョコレート3,50ユーロをもう1つを追加して2人でいただきました。
チョコレートとは別にペットボトルのお水を頼みましたが、どうやら無料のサービスでいただけたようです。
オンラインメニュー▼
https://chocolateriasangines.com/CARTA_SANGINES.pdf
チュロスはホットチョコレートにディップしていただきます。こってり濃厚でと〜っても美味しい!個人的にはチュロスの方がサクサクして好きでしたが、はじめてのポラスもまた違った味わいがあり、美味しかったです♡
家族や恋人、友人たちと甘いひとときを楽しむ人々の笑顔がいっぱい。そんな空間でサクサクほっこりなチュロスをいただけてとても幸せでした。
最後は、こってりした甘さに食べきれずギブアップしてしまいましたが、素敵な思い出ができました。訪れる際には、2人以上で分けて食べるといいかもしれません!
ぜひ、マドリードの冬の観光に、100年以上続く老舗店を訪れてみてください♪