1 | Abril
スペインへの移住や留学生活、旅行などを考えているのであれば、スペインのお薬事情について知っておきたいところです。スペインの医療制度の嬉しいところは、住民登録(エンパドロナミエント)を済ませて保険証を得ることができれば、無料で医療を受けられ、処方される薬への負担も少ないということです。日本ではお薬は3割負担なので、その負担が最小限になるのは本当にありがたいです。ただし、日本人はスペインのお薬の用量について注意する必要があります。なぜなら、スペインのお薬の用量はほとんどの場合、日本の2〜3倍になっているからです!
日本であれば一粒200mg程度の錠剤でも、スペインでは一粒400〜600mgなんてこともあります。日本人の中には、スペインで飲んだ錠剤の用量が多すぎたために気分が悪くなり、救急車で運ばれてしまった方もいました。私はスペインの大学院で植物療法について勉強し、市場に出ているたくさんのハーブ製剤を見てきたので、他のヨーロッパ諸国と同じように自然治癒力を高めるような予防医療が盛んなのではと思っていましたが、そんなことはありませんでした(笑)みんなすぐに高用量のお薬を飲んでしまっています。
スペインで体調を崩したら、もちろんすぐに病院で診てもらってお薬をもらった方がいいですが、錠剤を半分にして取り入れた方が無難です。ちょっとした不調や日々の予防には、ハーブ薬局やハーブ製剤を使ってみることもおすすめします。スペインでは、ハーブ薬局はHerbolario(エルボラリオ)と呼ばれ、植物療法士が症状に対してケアできるハーブ製剤を処方してくれます♪
▼スペインのハーブ薬局Herbolario(エルボラリオ)とは?