15 | Abril
中世の趣を色濃く残すスペインカタルーニャ州の町、Rupit(ルピット)とTavertet(タベルテット)へショートトリップに行ってきました♪ 石畳や石造りの家と美しい自然が融合した圧巻の景観。Tavertetには町の至るところにお花が溢れていて、まるで町民みんなで協力して町を作りあげているような雰囲気さえありました。
町を歩けばたくさんの薬草に出会えます。メディカル・ハーブのガイドがあり、ここでは古くから薬草の使用が盛んだったようです。大自然に囲まれて新鮮な空気をたっぷり味わい、身も心も浄化されました。


Tavertetを後にし、バスに揺られること1時間。次の町Rupit(ルピット)に着きました。ここは2023年に世界観光機構(UNWTO)によって『世界で最も美しい村』の一つに選ばれた場所です。
Rupit(ルピット)は『魔女の町』として知られ、中世の時代には魔女狩りでこの村の3人の女性が処刑されたそう。魔女は薬草を扱う女性たちです。キリスト教の敵としてみなされ迫害されたのです。町には魔女の痕跡が残されているかのように、ハーブリキュールや魔女を象った手作りのお土産がたくさんありました。どこを歩いても本当に可愛くて、中世の世界に吸い込まれたようでした。


この町もTavertetと同様にたくさんのハーブが自生しており、それらのハーブとクルミを使った伝統的なハーブリキュール、RATAFIA(ラタフィア)が作られています。消化にいいとされ、食後に飲まれるのが伝統です。Rupitだけでなくカタルーニャ州で知られるハーブリキュールとして愛されています。ハーブリキュールにミルクが加えられたものもあり、カフェと割って飲むことで美味しいリキュールカフェをいただくことができます♡マイルドな味わいがとてもおいしかったので、私はミルクバージョンを買ってみました!
スペインには古代ギリシャ時代、そして中世から広がった薬草文化が今でも生活に根付いているということを肌で感じることができました。ハーブを勉強する身としてとても嬉しく思いましたし、これからももっともっと探求していきたいと思います♪