
3 | Noviembre
ベルギーから電車で揺られること1時間。おとぎ話の世界に入ったような、ヨーロッパらしいおしゃれな街並みが広がるブルージュに行ってきました!この街は「北のヴェネチア」と呼ばれるほど美しい運河と中世の街並みが残り、世界遺産にも登録されています。そんな中世の街並みでひときわ目を惹くのが、ギザギザ屋根のお家!これは、中世からルネサンス期にかけて、フランドル地方(現在のベルギー北部とオランダ南部)で盛んに使われた階段状破風と呼ばれる建築デザインなのだとか。
なんと、このギザギザの角を増やすたびに税金を徴収されていたんだそうです。中世のフランドル地方では「正面の高さ=富の象徴」とされ、お金持ちがお金持ちであることを示すために、屋根にたくさんのギザギザの角や装飾を作っていました。「あの家に住んでいるあの人はお金持ち」ということが一目でわかり、その地位によって人々の扱いも違ったようです。他にも、ヨーロッパのお家は、窓の数を増やすたびに税金を取られていた地域もあったそうです。「そんな見栄っぱりな…」と思いましたが、この時代のブルージュはヨーロッパ有数の貿易都市で、商人やギルド(職人組合)が経済の中心にいたため、商売の成功を示すステータスとして大事だったようです。今も昔も、人のやることはあまり変わらないのだなと思いました。
▼日本でも旅行気分を味わおう♪
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