Rinrinviaje’s diary

世界25ヶ国105都市を旅した経験から、お役立ち情報や各国の魅力を紹介をします!

留学先で友達ができないと悩んでいる人へ。|留学体験談

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留学に挑戦したけどなかなか友達ができなくて辛い...でもまわりには心配かけたくないから言えない...

 

この記事を読んでくださっている方はきっと、上記のような悩みを抱えて一人で悶々としているのではないかと思います。

私は大学3年生の時に、スペインのバルセロナへ1年間留学をしていました。その時になかなか友達ができず、ネットで「留学 友達できない」と検索しては解決策を見つけようと一人もがく日々を送っていました。(笑)

 

そんな経験があるからこそ、いま悩まれている方にちょっとでも元気になってもらいたい。今の経験は絶対に後で自分にとっていい経験になるということもわかってもらいたい。そう思って書いています。

 

 

留学先で友達ができない

留学経験がある人は、一度は必ず直面する問題。

 

「友達ができない」

 

友達ができないというのにも、日本人の友達、留学生の外国人、現地人、と実際にはいろいろあるのだと思いますが、とにかく友達ができないと感じている時は苦しいですよね。

私の場合は、日本人・中国人・韓国人といったアジアからの留学生とは仲良くなれましたが、ヨーロッパから来ていた留学生や現地人の友達はなかなか難しいものがありました。

 

私が留学先で経験した孤独感

私が所属していた学部は本当にローカルでした。同じ学部にいた留学生はオランダ人2人とスウェーデン人1人と日本人の私1人。あとは全員スペイン人でした。

彼らは同じコミュニティとして固まるんですよね。オランダ人、スウェーデン人は英語がネイティブ並みなのでそこで仲良くなっている。近くの学部にはイタリア人何人か、ポルトガル人何人かいましたが、イタリア語やポルトガル語スペイン語と似ているので圧倒的に強い!!!そしてスペイン人は留学生を気にかけていない。

これは逆の立場を考えれば当たり前のことなんですけどね。

 

私は英語もスペイン語もそんなに使いこなせていないし近くに日本人もいないのでひとりぼっちでした。大学の授業は日本と同じように大人数の講義がメインで、クラスがあるわけではなく、毎回集まるメンバーが違う。となると友達を作るのが本当に至難の業でした。よく自分、飛び込んだと思う。笑

 

日本にいる友達には向こうの生活があり、私はスペインで楽しんでいると思われているので、連絡しづらいというのもありました。

一人になった時や誰からも誘われない時、めっちゃ寂しくなりました。

やっぱり言語の壁がある。

言語の壁は誰もが直面すること。どんなに勉強しても、ネイティブと同じようには話すことはできないから。感じていることがすぐに言葉にでない、話すだけで頭フル回転して疲れる...もはや言葉を発しなくなる...

こんな感じでもどかしさを感じて落ち込んでしまうことも多々ありました。

自分の思っていることが自由に表現できないことほど辛いことはありませんよね。

周りがとても楽しそうに見える。

孤独感がいっそう増したのがこれ。周りがとても楽しそうに見え、羨ましい気持ちになることがありました。みんなはいいな〜自分は全然ダメだな〜、とまるで自分だけがひとりぼっちのような気持ちに。

 

でも、意外とみんな同じように孤独を感じているものです。インスタやSNSをみるととてもキラキラ輝いて見えますが、それは表面上のものかも知れません。実際はみんなも孤独。そう思ったら、少し気持ちは楽になりました。

ノリが合わない。周りの個性豊かな自己アピールに埋もれる。

外国人は自己表現することがとても上手です。その時々の感情をすごくわかりやすくオープンに表現します。そしてはっきりと自分の意見を主張します。

日本社会は、集団行動で周りを尊重しながら生きていますよね。日頃から協調性が重視されているので、相手の気持ちを意識しすぎて自分の主張が後回しになりがちです。そういった文化もあって日本人は大人しく見られがち。現地に馴染んでいる日本人もけっこう自己アピールが上手なので、初めての海外だったりシャイな性格だったりすると、日本人同士であってもノリが合わなくて居心地が悪くなったりします。

 

私はスペイン人たちのハイテンションなノリやそこに乗っかる日本人のあの変な感じ?(笑)に合わずに非常に疲れることがありました。

 

友達は必要?

ここでふと、友達って必要なのかな?と考えてみました。

結論からいうと「いた方がいいけど、いなくてもいい経験はできる!」と私は思っています。

 

いた方がいいと思うのはこんなこと。

・困った時に助けてもらえる

・現地の楽しいことを共有できる

・語学が上達する

・勉強の励みになる

・現地の文化や生活をより知れる

いなくてもいいと思うのはこんなこと。

・自分の時間ができる

・自分自身と向き合うことができる

・人に振り回されず自由である

・そもそもの留学の目的に注力できる(勉強や仕事)

 

自分が孤独をうまく使いこなすことができれば、友達はいなくても大丈夫。いてもいなくても、間違いなくその経験は後に必ず自分の糧になってきます。

 

留学生活を楽しむには??

では、どうしたら今の状態から留学生活を楽しむことができるのか?

孤独な状況から留学生活を充実したものにするために、まず自分の状態・気持ちを受け入れ、小さいことから前向きに行動してみることが大事だと思います。

私が留学を楽しむために挑戦してうまくいったこと、ご紹介します。

 

もう一度挑戦してみたい!友達を作るコツ

私はやっぱり友達が欲しかったので、友達を作ることに全力を注ぎました。

 

・まずは出会えた人一人をとにかく大切にする。

友達って多ければいいということではないですよね?

ちょっとでも話してくれた人、声をかけてくれた人を大切にしましょう。それは日本人でも留学生でも現地人でも、先生でもOK。感謝の気持ちを持って接したり、自分からカフェに誘ってみたりと「私はあなたのことを大切だと思っています。」と示すことが大事。そうすることで、その人も自分のことを大切にしてくれるようになりますし、そこから人の輪が広がっていくことが大いにあります。1人から繋げる。これはけっこう効果がありました。

 

・言語は気にしない!コミュニケーションは伝えようとする気持ちが大事

英語が話せないから...と友達ができない状況を言語のせいにしてしまいがちですが、実際には語学力は関係ありません。相手が自分に何かを一生懸命伝えようとしている時、「この人下手くそだな〜」って思わないですよね?伝えようと思って話せば相手も耳を傾けてくれるはずです。そして、何話せばいいかわからないという人は、なんでもいいので目に入ったことをどんどん言葉にしましょう。そこから会話が始まります。

 

・自分から誘う。自分の予定にJoinしたい人を探すこと!

誘うのを待っていたらいつまでも誘われません。ここはちょっと積極的になってダメ元で誘ってみましょう。その際に、「何する〜?」「どうする〜?」といった感じでコミュニケーションをとると失敗しやすいです。なぜなら、人は楽しそうにしているところに集まってくるからです。相手頼みにするのではなく、自分が楽しいことをすることで寄ってきてくれます。

 

「このカフェに行こうと思うんだけど来る?」

「自分はこんなことしようと思ってるけど一緒に来る?」

 

みたいな感じで誘うといいと思います。こうすれば、断られても自分ひとりで楽しめばいいのでそんなに悲しくないですし、相手はプランを考える必要がないので誘いに乗りやすくなります。また、今度はその人が自分のことを誘ってくれるようになります。

海外はこんな感じの誘い方が多いのではないか、と留学中に発見しました。笑

 

・なんでもいいのでコミュニティに所属する。

スポーツのコミュニティなど、好きなことが同じで集まっている集団は仲良くなりやすいです。勇気がある人は、一定のペースで同じメンバーが集まるようなコミュニティに所属するといいと思います。大学であれば、サークルやクラブ、語学学校であれば現地の習い事などがいいかもしれません。お互いの言語を勉強し合うLearning Exchangeといったプログラムに参加するという手もあります。こういったプログラムは大学であれば必ずあるはずなので、探してみてください!

 

 ・日本好きと仲良くなる

アニメや漫画、日本の文化が好きな外国人だととても仲良くなりやすいです。現地でそういう人がいないか、アニメや漫画のイベントがないか探してみましょう。

 

・語学のクラスをとる。(交換留学生向け) 

語学のクラスをとること、これはとてもいいです。なぜならみんな初心者であり、また授業はだいたい少人数のクラスであることが多いからです。とっていない人は語学のクラスに行ってみましょう!(語学学校でもOK)

 

孤独感を解消して楽しむ方法

友達を作るのが難しくても、孤独感を解消する方法はあります。

 

・同じ気持ちを持っている人、同じ経験をしたことがある人はたくさんいるはず。日本人でも、外国人でも、「寂しい」と一言打ち明けてみましょう。(留学経験者だとなおよし。)「実は私もね...」という人がいると思います!

・1人の時間を強みに変える。1人でできることに没頭する。(ブログ,映画,読書...)

・人がいる空間に入りこむ。街に出て店員と言葉を交わす。人と接触するだけで孤独感は和らぎます。

・行きつけの小さなカフェを作る。あわよくば店員さんに覚えてもらえます。

・体を動かしてリフレッシュする。せっかくなら、その国ならではのことを探すとより楽しいかもしれません。(スペインであればフラメンコ、など)

・日記を書く。自分の気持ち思いっきり言葉にするとすっきりします。

・やりたいことを書き出して、できることに挑戦してみる。

 

やりたいことリスト

留学中に最強のやりたいことリスト!私は、留学中このやりたいことリストを作り、達成できたら線を引いていくことで自分のやる気を引き出していました。

騙されたと思ってやりたいことをなんでも書き出してみてください。そしてその中で、ひとりでも楽しめそうなことや時間がある今だからこそできることを見つけてどんどん挑戦してみてください。やりたいことは大きなことじゃなくて大丈夫。今この1日を特別な日にすべく全力を尽くしましょう。

 

・現地の美味しい料理を食べにいく

・美術館巡りをする

・カメラを持って出かける

・カフェを開拓する

・チャリをレンタルして街中を駆け抜ける

・海外の町並み・景色をデッサンしてみる

・ジムに通う

・早起きしてパン屋さんで朝食をとる

・英語で本を読む

・現地の映画館に行ってみる

・フォトアルバムを作る

・動画を作る

・観光地をくまなく回りまくる

・ビーチでゴロゴロする

・ブログを始める

・現地で働く日本人にアポをとって話を聞きに行く(学生の特権です。絶対に会ってくれます。)

・周辺の国に一人旅にいく

・ピクニックをする

・ワイナリーにいく(ヨーロッパでオススメ!)

・現地でポストカードを買って手紙を送ってみる

 

 

最後にメッセージ

ここまで読んでくださりありがとうございました。

ついつい色んなことを書いてしまいましたが、疲れた時はたっぷり休息をとって自分を甘やかしてください。ただひたすらダラダラすればいいんです。

すでにあなたは充分に頑張っています。そんな自分のがんばりを認めて心をぎゅーっとしてあげてください。

留学に挑戦しようと日本を飛び出したこと、それ自体がものすごいこと。この経験はきっとあなたに人間としての厚みを与えてくれたはずです。とてもいい経験になっていると思います!

 

そして、自分は一人だと思わないでください。同じ気持ちの人、たくさんいます。そして、環境は違うけど応援してくれる人もいるはずです。だから大丈夫。あなたは一人じゃないですよ。

これは実際に留学を経験した私だからこそ自信を持って言えることなのですが、留学先で必ず一人は気があう人がいます。本当に。だから今は焦らなくて大丈夫。

  

できることを少しずつ、疲れたときは無理せずに、自分なりの留学生活を作っていってください!!応援しています^^

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