こんにちは!りんりんです。
ネパール北部のランタン国立公園内には、古くからその土地で暮らしてきた人々がいます。今回は、Rasuwa(ラスワ)という、ランタン国立公園内の人々の山の暮らしに招いていただいたので、ゆる〜く紹介していきます♪
ネパールの魅力が伝わりますように✨
ネパールの山のお家
山の斜面を下っていくと、小さなトタンのお家につきました。
隙間風が入ってくるような、手作りのお家。中に入ると、さまざまな穀物が貯蔵されており、とうもろこしやジャガイモがたっくさんありました。
家の中では、薪をくべて暖をとって暮らしています。
そのまま家の中で火を焚いているので、天井が黒焦げ。
近くにはベッドが2つありました。
「暖をとり、寝るため」の小屋といった空間でした。
この家の女の子は中学生。(Sちゃん)
毎朝8:30に、スクールバスに乗って学校へ行きます。
笑顔で、お見送り。
いってらっしゃ〜い!
動物との共同生活
山の暮らしでは、動物との共同生活が当たり前です。
鶏やヤギ、牛たちがすぐそばで生活を共にしています。
生まれたばかりの犬やひよこたちがちょろちょろ走り回り、子どもたちも一緒に遊んでいる姿が微笑ましい。
ヤギや牛から搾りたてのミルクをもらったり、鶏からたまごをもらったり、動物の糞はやがて肥料となって土へ還っていったりと、ここでは自然界の循環の中で人々が生きていることを実感します。
この家に住むSちゃんは、いつも私たちに搾りたてのミルクを届けてくれました。
自然の恵みを、ありがとう♡
畑づくりが仕事
山の暮らしは、家事と農作業が日々の仕事です。
この数日間は、次の春に向けての畑づくりの様子を見させていただきました。
畑づくりといえば、土を耕すことを想像しますよね?
でも、ここでは違うんです。
まずは大きな石を持ってきて、ハンマーで割るところから。
細かくした石を積み上げて畑を囲っていきます。
こうすることで、山の斜面でも土が流れずに畑の土台を固めることができるんだそう。他のお家も眺めてみると、確かに山の斜面は段々畑になっていて、どれも石積みのレンガのような壁で堰き止められています。
石割りと石積みは何とも時間がかかる、果てしない作業。毎日毎日、同じ風景に見えましたが、それでも着実に進んでいました。
子どもたちもお手伝いをして、家族総出で畑づくり。
洗濯とシャワーは冷水で
続いては家事の時間です。
「家事」といっても、日本の生活を思い浮かべてはいけませよ。
ここでは、すべてが手作業です。
洗濯は、全身を使って、ちょろちょろと流れているヒマラヤの冷水でゴシゴシ、ジャブジャブ、と洗います。
1月の山の気温は10°C前後。
こうした厳しい寒さの中でも、山には冷水しかありません。
冷た〜くキンキンに冷えたお水での洗濯は過酷ですが、現地の人は何食わぬ顔でちゃっちゃと終わらせていきます。
小さな頃からその環境が当たり前なので、体にも耐性があるようで驚きです。
シャワーはどうしているのでしょうか?
Sちゃんに尋ねたところ、シャワーは週に1回、土曜日に浴びているそう。学校から帰って日が沈んだ夜の時間では、寒過ぎて冷水を浴びることができないため、時間がある土曜日の日中にシャワーをしているようなんです。
温かいお湯がいつでも使える環境が、いかに貴重なことなのかを思い知らされますね。
藁の上でお昼寝タイム
家事や仕事がひと段落すると、藁の上でお昼寝タイム。
太陽が出てくると、室内よりも外にいた方が暖かいです。
太陽の力、恐るべし。
藁の上では日光浴ができるので、みんな思い思いに、ぽかぽかと気持ちのいい時間を過ごしています。
珍しい食べ物、土りんご
山の暮らしでは、自給自足が基本。
私たちのために、珍しい食べ物「Land Apple(土りんご)」を見せてくれました。
木の根元を掘り起こしてみると、出るわ出るわ。
ジャガイモとさつまいもを足して2で割ったような土りんご。
皮を剥くと、想像とは違ったみずみずしい姿を現しました。
これを輪切りにしてサラダにしていただくんだって。
食べてみると...食感はシャッキシャキ!ほんのり甘さもある!
確かに土りんごだ!!!
幸せはいつもすぐそこにある
お家や畑の見学をした後は、お父さんが私たちを家に招いて、チヤ(ミルクティー)を淹れて歓迎してくれました。
お砂糖とミルク、スパイスが効いた甘くておいしいミルクティー。
最上級のおもてなしです。
こうしてネパールの人々の温かさに触れ、厳しい自然環境とともに生きる人々の生活を目の当たりにし
*人は自然とともに生きていること
*どんな環境でも、幸せはすぐ近くにあるということ
*幸せって、目には見えないものだということ
を感じましたとさ。
招いてくれて、ありがとう♡