Rinrinviaje’s diary

世界25ヶ国105都市を旅した経験から、お役立ち情報や各国の魅力を紹介をします!

ランタン・ゴサイクンダへ弾丸トレッキング|ネパール観光

こんにちは!りんりんです。

 

2023年〜2024年の年末年始に、ネパールへ行ってきました。

今年は能登半島地震という元旦とは思えない年のスタート。

ネパールから日本ニュースを見て、とてもショッキングな気持ちになりました。

被災された皆様、1日でも早く平穏な生活に戻れますように...。

心ばかりではありますが、寄付や北陸地域への納税をさせていただきました。

 

私たちの毎日が、当たり前にあるものではないということを心にとめて、今年も1日1日を大切に過ごしていきたいと思います。

2024年も、海外の旅情報を中心に、実際に体験したことや情報をみなさんとシェアしていきます。みなさんの新たな体験の一助にしていただければ幸いです。

 

さて、今回は、日本人で行ったことがある人は少ないであろうゴサイクンダについて!

トレッキング情報を記していきます♪

 

*ネパールでトレッキングにチャレンジしたい

*ゴサイクンダってどんなところ?ネパールの魅力を知りたい

*ネパールの大自然や山の暮らしに触れたい

 

そんな人にぴったりの記事です。

 

 

ゴサイクンダとは

ゴサイクンダは、ネパール北部に位置する聖なる湖。標高4,380mに位置し、ヨーロッパや世界各国からトレッキング客が訪れます。

ゴサイクンダは古くからヒンドゥー教の聖地とされており、このエリアには、煩悩の数と同じ108の湖があるとされる説があります。

現地の人から聞いた話によると、ヒンドゥー教の破壊神であるシバ神が、ある時、誤って毒を飲んでしまった際にゴサイクンダ湖まで飛んでいき、湖につかることで毒を癒したという逸話があるそうです。

 

こうした宗教的な背景からも、とても神聖で美しい場所だということがわかります。

 

ゴサイクンダトレッキングの魅力

まだまだ日本人には知られていないゴサイクンダですが、たくさんの魅力があります。

ゴサイクンダは、富士山よりも高いところに位置しているため、日本の山では飽き足りない人にぴったりのトレッキングコースです。

頂上までたどり着けば、一面に広がる湖の絶景を楽しむことができます。

冬は一面氷張になるんだとか。冬でも裸で水浴びしている強者もいるらしいです。笑

 

トレッキングのスタートはドゥンチェという街から。カトマンズからドゥンチェまでは、バスで6~7時間で移動できます。

 

ヒマラヤ山脈の山々の連なりを眺めることができるのもゴサイクンダならではの魅力。

道中に見えるランタンの山は、ヒマラヤ山脈の中で一番カトマンズ(首都)に近い山だと言われています。そんなヒマラヤの一部をとても近くで見ることができるなんて、贅沢すぎる!💓

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新鮮な空気を胸いっぱいに吸い込んで、ネパールの大自然を噛み締めることができるゴサイクンダトレッキング。

たくさんの自然や動物に出会えることもネパールの山のトレッキングの醍醐味です。

道中では、牛が道を塞いでいたり、野生の馬の集団に遭遇したりと、日本ではなかなか目にすることができない光景が広がっていました。

 

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道中でたくさん目にするトゲトゲの植物には要注意です!触ると数日間痛みが取れないそうなので、触らないように!

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さらに、ネパールの山の暮らしを感じられるのも魅力のひとつ。

薪や草を背中に背負って山を行き来する地元の人々との出会いや

山の斜面で自給自足の生活をしている人々。

ここでしか見られない人々の暮らしをたくさん目にし、自分たちの暮らし方と全く違う世界で生きている人がいることにとても驚きました。

こうした光景を目にすることで、私たちの視野や考え方もグンっと広がります。

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日々私たちが持っている環境への感謝の気持ちも自然と湧いてきますし、いろいろな形の幸せがあることも実感しました💓

 

ゴサイクンダまでのコースと所要時間

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ゴサイクンダは標高4,380mに位置しており、3~4日かけてのぼるコースとなっています。年齢や体力によって所要時間は変わりますが、一般的には以下のようになっています。28歳と62歳の日本人がチャレンジしましたが、2泊3日のコース設計が必要でした。

 

 Dhunche(ドゥンチェ)〜Ghattekhola(ガッテコラ):1時間

 Ghattekhola(ガッテコラ)〜New Village Hotel:2時間

 New Village Hotel〜Deurali(デウラリ):1時間

 Deurali(デウラリ)〜Dhimsa(ディムサ):1時間

 Dhimsa(ディムサ)〜Sing Gompa(シング ゴムパ):1時間

 Sing Gompa(シング ゴムパ)〜Cholang Pati(チョラング パティ):2時間

 Cholang Pati(チョラング パティ)〜Lauribina(ラウリビナ):1時間

 Lauribina(ラウリビナ)〜Gosaikunda(ゴサイクンダ):2時間

 

宿泊できる宿は上記の各ポイントにあり、

Sing GompaやCholang Patiに泊まるのがよくあるコースだそうです。

シーズンの時には、宿がいっぱいになることもあるため、事前に予約しておくと安心です。

 

トレッキングシーズン

トレッキングのシーズンは10月・11月。

この時期はたくさんの観光客がゴサイクンダへの登頂にチャレンジします。

気候が安定しており、寒すぎず楽しむことができるのでおすすめ。

ネパールには、7月にダサイ祭りという一番大きなフェスティバルがあり、ネパール人はこの前後の6月・7月に巡礼のためにトレッキングをするそうです。

 

ゴサイクンダトレッキングの持ち物

トレッキングしてみて必要だと思った持ち物を紹介します。

行く前にチェックしてみてください♪

 

*登山靴

*登山スティック

*手袋

*ニット帽

バックパック

*マイナス5度耐久寝袋

*トイレットペーパー

*おやつ

*食料

*お水

*パスポート

*ネパールルピー(宿では現金払いでした。)

*着脱可能な服

*タオル(宿にシャワーはありません。顔を洗う程度。)

 

Cholang Pati(チョラング パティ)の宿泊施設

私たちが泊まったのはCholang Patiにあるホテル。

ランタンの山がすぐとなりに見えるところに宿があります。

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今回は4人で2部屋を借りました。

1部屋にはベッドが2つあり、毛布と布団がセットされています。

寒がりの私たちは、もう一枚ずつ布団をもらうことができました。

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シェアスペースには暖炉があり、火を灯してもらうとポカポカと温かくなりました。

今回は1月に登ったため、夜の気温はマイナスに。季節によっては、寝袋を持っていた方が安心です。

 

宿泊費用は2部屋の料金と合わせて、

夜ごはん3人分+ミルクティー4人分、

朝ごはん2人分+ホットコーヒー4人分

すべてを合計してRs.6,550(約6,550円)でした。格安!!!

 

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宿にはWiFiもあるようでしたが、ついてすぐにバタンキューだったので実際に接続できたかどうかはわかりません。

現地の子たちは家族と電話をしていたので、ネットの回線は山にも届いているようでした。

 

泊まった日の夜の気温は−8℃くらい。

部屋にはヒーターがなく、窓がベッドのすぐ近くにあって「ツンッ...」と冷えていました。布団を1枚追加でもらって、零下も耐えられる寝袋に布団を2枚かけて寝たらポカポカあたたかく寝れました。

 

実際に登ってみた!

ゴサイクンダに行ってきました💓

「ちょっと登ってみよう!」なんてそんな気持ちでスタートしたトレッキング。

どんなことが待ち受けているのでしょうか?!

トレッキングコースに沿いながら、レビューをしていきたいと思います♪

 

Dhunche(ドゥンチェ)〜Ghattekhola(ガッテコラ)

ターレとドゥンチェの間にある水工場の宿を朝の8:30に出発しました。

今回のトレッキングは、途中までは日本人3人とネパール人4人の計7人で。みんなでぞろぞろと、楽しく歩いてドゥンチェまで約1時間かかりました。

 

この時はまだ、よゆーとワクワクでいっぱいの気持ちでいました♪
ドゥンチェには知り合いがいるので、お友達の商店でいろいろと食料調達。

出発前にあま〜いカフェもいただきました💓

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おまけのおやつももらっていざ出陣!

※出発前にドゥンチェで食料を確保していくといいと思います♪

 

みてみて。ネパールにはそこらじゅうに犬がいるんだけど、こうやって完全に横になって寝てるの。のびのびくつろぎすぎでしょ!笑

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こうしておもしろ犬を横目に、みんなでおしゃべりしながら軽快に歩いていったのでした♪

 

さて、10:00にドゥンチェを出発して山道に入っていくと、豊かな緑地と渓谷、そして綺麗な川のせせらぎに癒されます。

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ドゥンチェからずーっと、2匹の黒いワンコもついてきていて、いつの間にか旅のお供に加わっていました。笑

まるでガイドのよう✨

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森林の奥まで進むと、山へ登って行く入り口に到着しました。

ここがGhattekhola(ガッテコラ)です。標高1,960mの地点で、ドゥンチェよりも低い位置にあります。そのまま山へ登らずまっすぐ奥に行くと滝つぼがあり、「ミニゴサイクンダ」と呼ばれています。

 

前日からネパール人のみんなに「ミニゴサイクンダとビックゴサイクンダどっちにいくの???」としつこく聞かれていましたが、みんなの心配の意味が後になってわかりました。この時はまだ、この山の過酷さに気がついていなかったのです。笑

 

ドゥンチェから約1時間歩いて、ようやく辿り着いた入り口。

山の入り口から続く石段を前にして「ここからが本当のスタートだよ」と言われました。見上げると空高くそびえる山々。

「あの山を越えて行くよ」とはるか遠くを指差され、内心不安が...。笑

ここからがはじまり...。本当に行けるかな!?

 

7人でスタートしたキャラバンでしたが、ここでお見送り隊の3人とはお別れ。日本人2人とネパール人の女の子2人の4人でその先へ進むことになりました。

 

Ghattekhola(ガッテコラ)〜Deurali(デウラリ)

それから、2時間の石段ロードが始まりました。ずーっとずーっと岩の階段。

歩いても歩いても、どこまでも続く石段と山だけがありました。

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だんだん暑くなってきて、上着を全部脱いで身軽に。

(脱ぎ着できる服装と、リュックにしまえるだけのスペースを開けておくといいかと思います。)

 

途中で休憩ポイントを見つけたのでひと休みしました。
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ドゥンチェで買ってきてくれたカレーパンのような三角の揚げ物がとっても美味しかった💓

 

こういう食べ物、ネパール人の2人が知らぬ間に用意してくれていて本当にありがたかったです(^^)

日本人だけで登っていたら確実に飢えていました。笑


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現地人の女の子2人は、お買い物に行くような格好でノロノロおしゃべりしながら歩いている割に、ほんっとうにサバイバルスキルが最強で...(笑)

山道の途中、杖に最適な木を見つけてきて

木登りしてバキバキっと折って杖を用意してくれました。

 

この杖がとってもまっすぐで強くで丈夫なの!杖にぴったりで本当にすごい!!!

やっぱりネパール人は自然の中での生き方を知っている...!と感服でした。笑

ノロノロ」と言ったことを反省しました。笑

 

そして歩きつづけて一つ目の宿を越え、ようやく2,650mのDeuraliにつきました。

この時すでに13:30を過ぎていました。

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中継地点といっても、あるのは机と椅子だけ。

ここでもお水などの食料を買うことはできたと思いますが、私たちは少し休憩するだけでした。

 

もうすでにヘトヘト( ̄▽ ̄)

 

だけど見て!ここからは更に目の前に山しかなくて、かなりの急勾配に愕然としました...笑

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Deurali(デウラリ)〜Dimsa(ディムサ)

まだまだ道のりは長いので、のんびりしているわけには行かず、少し休憩したらすぐに歩き始めました。

最初は楽しんでいた大自然も、途中から楽しむ余裕がなくなり、みんな無言に。笑

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何で来てしまったんだろう...と何度も思うくらいのヘトヘトロードが私たちを襲いかかりました。

 

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途中、ポテチタイムを挟みながら、一歩一歩前進♪

ひたすら前に進むしかありません。笑

1月の登山はオフシーズンだったのですが、途中で降りてくる人に遭遇することがあり、人に会えるととても安心しました。

それにしても、戻ってくる人がみんな疲れ切っている!!!笑

先行きが不安になります。


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そうしてDeuraliから1時間と少しをかけて、次なるポイントDhimsa(ディムサ)に到着しました。

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もうそろそろゴールしてもいいかな...という気分だったのですが、ここから更に3時間もある!

 

なんてこった!!!笑

 

 

Dhimsa(ディムサ)〜Sing Gompa(シング ゴムパ)

Dhimsaを過ぎて更に1時間すると、青い小屋のHotelを見つけたので、遅めのお昼ごはんを食べることになりました。

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かな〜り高いところまで登ってきていて、景色は絶景✨

山の新鮮な空気を胸いっぱいに吸い込みました💓

 

山ではやっぱりラーメンでしょ!

 

ということで、たまごラーメンを頼みました♪

絶景を眺めながらのラーメンはめちゃめちゃ沁みるぅ〜。笑

スタート時の軽快な足どりはどこへやら、かなりのスローモーションになっていましたが、こんな贅沢なことはこれ以上ない、と噛み締めながらいただきました( ^ω^ )

 

この時、徐々に夕方の空になってきていて、時計をみると16:30に。

朝8:30に出発してあっという間に8時間も歩いてる?!

 

私は恐ろしくなりました。

だってね、次のポイントが今回泊まる宿なんだけど、そこまで更に2時間もあるって言うんだよ!!!

 

え...日が沈む?!笑

 

ということで、のんびりせずに出発しました。

この最後の3時間あたりが本当にキツかったです。

ホノルルマラソンで言うところの、21kmあたりからの高速道路って感じだった。(わかる人います?笑)

 

Sing Gompa(シング ゴムパ)〜Cholang Pati(チョラング パティ)

気がつけば、山の頂上に近いところまで登っていました。

 

周りの山が同じ視線に見えるよ〜(*^◯^*)

 

ここまでの道のりはとても大変だったけど、このサンセットには感激でした。

歩いてここまで登った自分に自信が湧いてきた💓

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日が沈む前に宿に辿り着けるのだろうか...と焦る気持ちもありましたが、壮大な山々を見た時は、「あぁ、ここまで頑張ってよかった」と思いました💓

ほんっとうに綺麗だった!!!


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山の上では、電柱のような巨大な柱をネパール人2人で担いでいるところに遭遇しました。あんなにきつい山を電柱を担ぎながら登るなんて...!仰天でした。

それから、道中ではロバや野生の馬、牛、サルなどに遭遇できてとっても楽しかった!

サルは日本のサルとは違くてグレーと白のお顔でした♪

 

ここから、あと少しで宿かな〜という気持ちでしたが、なんと更に1時間ありました。

日が沈んで真っ暗になった時は「野宿」の2文字が頭をよぎりました。笑

 

夜のジャングルを歩くのはさすがにやばくない!?

 

私たちの目的が、「ゴサイクンダに登る!」ということから「生きて帰る!」ということに変わった瞬間でした。笑

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でも、弱音を吐いているひまはありません。

前に進む以外になかったので、スマホのライトで照らしながら林の中をひたすら進みました。

 

両サイドが木で覆われていたため、空が見えずかなりの真っ暗。

夜の山の暗闇は本当に怖いです。赤ずきんちゃんのオオカミが出る森でした。笑

 

そしてもう挫けそう...という時に、ついに宿が見えました!

 

 

「あぁ、生きててよかった...!」笑

 

 

到着したのは18:30。なんと出発から10時間も歩き続けていました。

宿があって、灯りが見えて、人の声が聞こえるだけでこんなにも心強いものかと実感。

 

「みんな、早く中に入ろう!」

 

 

最後に夜空を見上げると、そこには一面の星が散りばめられていました。

宿まで登りきった後に見る星空は格別✨

最後の最後にようやくネパールの大自然に歓迎された気持ちに💓

 

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足はすでに筋肉痛でガクガク。

あちこち痛くて、重くて、ヘトヘト。一回座ったら立ち上がれなくなりました。

 

宿のお兄さんが暖炉をつけてくれて、火を囲みながら温かいミルクティーをいただきました。この時間が本当にこの上ない幸せ💓ありがとう!

 

こんな山奥に人がいるなんて。とっても安心感がありました。

暖をとると、みるみると体が温まり蘇っていくのを感じて「やっぱり人間には火と水が一番大事だ」とつくづく感じます。笑

 

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夜はみんなでおしゃべりタイムが楽しかったです♪

お兄さんは24歳で、ヨーロッパに行くことが夢だと教えてくれました。

ネパールの人は、若くても家族を持っていて、仕事をして、頑張って生きている人がたくさんいます。たくさんの出会いの中でいつも刺激をもらえます。

こういう出会いがあるから、やっぱり楽しくて旅をやめられない♡

私も頑張ろう!という気持ちになりました!

 

夜ごはんは、ダルバートをいただきました。

 

ひと段落すると、

翌日にゴサイクンダに行くかどうかの議論が白熱しました。笑

この宿からゴサイクンダまではさらに3~4時間とのこと(@_@)

私たちは明日にはドゥンチェまで戻らなければならず、ここからゴサイクンダまでの往復約7時間+ドゥンチェまでの約7時間、合わせて14時間のコースにはかなり無理があることに気がつきました。笑

 

宿のお兄さんからは、馬に乗って山を登るということを提案されました。

「もし明日本当に登りたいなら、馬を呼んであげるよ!2時間で登れるよ」とのこと。

そうは言っても、明日1日で戻らなければならず残り時間がギリギリ。馬を呼ぶためには1人約13,000円かかるということもあって断念しました。

 

私と父の日本人組は、明日は下山しようという意向でしたが、ネパール人の女の子2人がゴサイクンダまで行こう!といって聞きません。笑

 

お兄さんのアドバイスも聞きながら何度も話し合った結果、女の子2人は朝5時出発で上を目指すことになりました。

私と父は7~8時出発でのんびり下山しよう、と決めて眠りにつきました。

 

明日はどうなるのでしょうか...。

 

夜は、水が凍っていて零下まで気温が下がっていました。

布団を2枚もらえたので、それに加えて寝袋とダウンを着て寝ることに。

着込みすぎて、暑くて汗をかきました。笑

 

Cholang Pati(チョラング パティ)〜Lauribina(ラウリビナ)

✈︎✈︎✈︎翌日✈︎✈︎✈︎

 

GOOD MORNING!


朝5時、2人の元気な声に起こされました。

眠たい目を擦りながら起き上がると、「行ってくるね〜!」と爽やかに出発していくネパール人の女の子2人。すごすぎです。笑

私たちは寝足りなくて、ベッドに戻って再び眠りにつきました。

 

そして2時間後...!

ドタドタという音とともに、私の名前を呼ぶ声が!

2人が帰ってきました!!!

 

「あれ...?!早くない?!」

 

話を聞くと、1時間かけて、次のポイントのLauribinaまで行ったようですが、呼吸が苦しくなり、寒すぎて降りてきたとのこと。

宿のお兄さんによると、朝5時は寒すぎるので、通常の登山客は日が昇った7~8時に出発するそうです。そもそも、このコースは3~4日かけてトレッキングするんだって。笑

私たちのトレッキングが弾丸だったみたい。笑

 

登頂を断念し下山

ということで、結局4人で朝ごはんタイム。

残念ながらゴサイクンダ登頂は断念することになりました。

上までは登れませんでしたが、正直悔しさよりも下に降りれる喜びの方が勝っていました。笑

 

今日は楽しみながらゆっくり降りるぞ!と。

 

朝の小屋でのチヤ(ミルクティー)は最高💓

私は山を登り切ることよりも、こうやって国籍が違くてもみんなで一緒に素敵な時間を過ごせて、笑い合いながら楽しめたことが本当に嬉しかった!

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ゴサイクンダにはいけなかったけど、宿からすぐのView Pointへ。

ヒマラヤ山脈の連なりを見ることができて、とっても綺麗でした。

 

帰りはやっぱり行きよりは早く降りられたけど、それでも7時間かかりました。

ドゥンチェにつくころにはヘットヘトになりました。

 

もうこれ以上歩けない...とギブアップ。

 

ドゥンチェからは、水工場で働くネパール人に迎えにきてもらい、バイクに3ケツで宿まで帰りましたとさ。

 

水工場に日本人が作った五右衛門風呂に入り、日本のカレーを食べたら

一瞬にして2日間の疲れが吹き飛びました。やっぱり日本のお風呂は最高です。

本当に沁みました。

 

こうして、怒涛の2日間が終わったのでした。

 

 

ミニゴサイクンダのすすめ

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ゴサイクンダには登れなかったので、帰りにGhattekhola(ガッテコラ)までおりてきたところでミニゴサイクンダに行きました。

ドドドーッと勢いよく流れる滝はマイナスイオンをたっぷりで、この弾丸トレッキングの最後のご褒美となりました。

 

ミニゴサイクンダで十分だったかも?!笑

 

と冗談まじりに話していましたが、でもやっぱり上まで登ったからこそ堪能できる美しさがありました。

おもしろ弾丸トレッキングに挑戦して本当によかった!!!

 

体力に自信がないけどトレッキングを楽しみたい方には、ミニゴサイクンダをおすすめします。

 

 

まとめ

以上、ランタン・ゴサイクンダのトレッキング情報でした!

いかがでしたでしょうか?

思いつきでチャレンジしたような弾丸トレッキングになりましたが、山をなめると大変です。笑

本当に、年始からヘットヘトになりました。全身筋肉痛です。

 

みなさんは、ちゃんと事前に計画して、しっかり準備をしてから挑んでください♪

 

ネパールの水工場って何?と思った方は、ぜひ以下の記事も読んでみてください。

 

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トレッキング情報やネパールの情報があれば、ぜひこちらのコメントで教えていただけたら嬉しいです💓

 

では、またね〜♪