こんにちは!
みなさんは気仙沼をご存知ですか?
宮城県の最北端に位置し、温暖な海洋性気候をもった太平洋の港街。
2011年3月11日、東日本大震災で大きな被害を受け、街は津波によって流されてしまいました。震災の爪痕は今でも残っており、いたるところで工事が進行中。更地になっていたり、クレーン車が土を積み上げたままになっていたりと手がつけられていないところもあります。道路には「ここから浸水区域」という標識がたち、本当にここまで水がきたのか…と疑ってしまうほど、街を飲み込んだ津波の脅威を感じます。
そうした大きな震災を乗り越え、復興に向けて市民一丸となって進み続ける気仙沼。仕事で何度も訪れるようになってから、人々の優しさや温かさに触れ、どんどんこの街に魅了されていきました。
港町ののんびりとした雰囲気、フカヒレやカツオ、サンマなどの新鮮な海の幸、海や山の美しい景色など、魅力がたくさん!葉山出身の私にとってはなんだか懐かしさを覚える場所でもあります。復興に向けて街づくりも頑張っており、新しい施設もできてきています。
今回はこの魅力を伝えるべく、気仙沼の中でも大注目の「気仙沼大島」の自然スポットをめぐるドライブコースをご紹介します。
自然が大好きな旅人にはぴったり!ドライブで行ってみよ〜!
アクセス
気仙沼へのアクセスはなかなか大変です…笑
陸の孤島といった感じでとても行きづらい場所にあるのですが、一つは電車でいく方法があります。仙台から気仙沼まで新幹線・在来線を使い、気仙沼でレンタカーを借ります。仙台から2時間半ほど、乗り継ぎなどが悪いとなんと3時間!とても遠いですが、車窓からの景色を楽しみながらごとんごとん電車旅を満喫できるのでおすすめです。
仙台から気仙沼へ
新幹線:仙台⇨一ノ関
気仙沼でレンタカー!
二つ目は、仙台から車でいく方法。三陸自動車道が開通し、以前よりもアクセスはよくなったものの、約2時間一本道を運転し続けるので結構きついです。笑
南三陸の沿岸部に立ち寄ることができるので、運転好きな人はいいかも◎
気仙沼大島
「緑の真珠」と呼ばれ美しい海に囲まれた離島、気仙沼大島。東北地方最大の島であり、三陸特有のリアス式海岸の一つでもあります。
市内と島をつなぐのは、2019年に完成した大島大橋。それまではクルーズ船でしか渡ることができなかった島に、市民待望の橋がかかりました。
気仙沼市街地から大島に向かって橋を渡ってくると、右手に小さな展望台があり、大橋や海、気仙沼市街地を眺めることができます。ぜひ立ち寄ってみてください!
亀山
大島にきたら絶対にいきたいのがここ亀山。標高235mの山で、車で上まで登ることができます。最後に10分ほど歩いて登ると山頂に到着。気仙沼を360度見渡せる大パノラマが広がっています。
気仙沼市内から、唐桑、小田の浜、リアス式海岸、金華山までぐるりと見渡すことができます。「緑の真珠」と言われているだけあって、青々とした美しい海が本当に綺麗。夜には、街のあかりや漁火も楽しめるそう。昨年完成した大橋も見えますね。
小田の浜海岸
続いては小田の浜海岸!先ほど上から見下ろしていた景色に今度は降り立ちます。田舎道の雰囲気に癒されつつ、亀山から車で走ること8分ほど。
美しい砂浜と青い海が最高!!!夏になると海水浴客で賑わう小田の浜海岸です。ザザーっと押しては引く波の行方を永遠と眺めていられそうです。
龍舞崎
続いて大島の最南端、龍舞崎!小田の浜海岸から車で5分ほどで到着です。
遊歩道を歩いて5分ほど、灯台のある見晴らしのいい展望台まで絶景を楽しむことができます。リアス式海岸と青く透き通った海、そして日本らしい松がとっっっても綺麗。個人的には気仙沼で一番好きな場所かも。「よく教科書で習っていたリアス式海岸ってこんなに綺麗なんだ!!!宮城にこんな場所があったんだ、、、!」と終始感動でした。海からパワーチャージして、心も体も浄化されました。
海の色が綺麗!!!青い!!!
遊歩道を歩きます。
気仙沼プラザホテル 海舟
ごはんを食べるなら、気仙沼市街の方に戻ってきて海鮮を。お魚市場などもおすすめですが、今日は気仙沼プラザホテル内にある海舟へいってみましょう!
ここのおすすめポイントは、何と言っても海鮮丼!リーズナブルに気仙沼の海の幸を堪能することができます。
私がいただいた海鮮は1000円だったかな?イクラがプチプチしていて、こんなに美味しい海鮮は東京では食べれないな〜と思いました。笑
そしてもう一つのお楽しみポイントはこの景色!港を眺めながらお食事できちゃうんです💛奥に小さく大橋が見えますね。いたるところで工事が進行中なこともあり、来るたびに景色は変わっています。現地の人は「毎日アハ体験してるよ〜笑」と言っていました。笑
K−port
カフェタイムには市内のK-portへ!俳優の渡辺謙さんが「心の港」を作りたいという想いから作ったカフェだそうです。スペインのバルセロナからインスパイアされた部分もあるようで、地中海の雰囲気漂う店内になっています。渡辺謙さんは今でも時々いらっしゃるようなので、いつか逢ってみたいな〜!
おしゃれなカフェは市民の憩いの場になっています。
迎(ムカエル)
2018年にグランドオープンした商業施設、ムカエル。気仙沼の玄関港とも言える内湾地区の復興を図るため、今も続々と新たな建設が進んでいます。その中の一つ、アンカーコーヒー内湾店に行ってみました。港を一望できるソファー席があり、Wi-Fi・コンセントも完備されているので作業にもGOOD◎
流行りのタピオカも美味しかったです。
以上、気仙沼大島のドライブモデルコースでした!
今回は主に大島をご紹介しましたが、気仙沼には市内の市場やミュージアム、唐桑半島の大自然など他にも魅力がいっぱい!気仙沼に訪れる際にはぜひ一泊して、いろんなところを回ってみてください♩